大船渡の2年生右腕、佐々木朗希(ろうき)投手が自己最速を1キロ更新する154キロをマーク。11三振を奪って初戦を突破した。

 1回、背番号20を付けてマウンドへ。先頭打者に対していきなり153キロを連発。2回、スライダーを本塁打されると闘争心に火が付いたのか続く打者へ自己最速となる154キロを連発した。

 相手はシード校の盛岡三。しかし直球と鋭いスライダーで圧倒。4安打2失点に抑えた。打っても打順1番で右打席から鋭い打球を連発。6打数3安打と「投打二刀流」の活躍を見せた。

 189センチ、81キロ。今春153キロをマークし2年生ながらU18高校日本代表候補に選出され、注目が集まる中、夏初戦で結果を出してみせた。

 佐々木朗は「最近、大船渡は勝てていなかった。チームメートを甲子園に連れて行きたい。自分の持ち味は球速とストレート。甲子園に出て、甲子園最速をマークしたい」と高らかに宣言した。

 岩手から菊池雄星(花巻東→西武)、大谷翔平(花巻東→日本ハム→エンゼルス)に続き、またしても怪物投手が出現した。