今春のセンバツ出場校の智弁学園が8回コールド勝ちで初戦を突破した。

 5回までは西の京先発の東将太郎投手(3年)から得点を奪うことができず、スコアボードが0で埋まっていく。

 しかし、6回に打線が目を覚ます。1死満塁から内野ゴロの間に先制すると、高塚勢牧内野手(3年)の左中間への2点適時打などでこの回3点を奪う。7回には、主将の小口仁太郎捕手のけがにより、1年生ながら先発マスクを任された佐藤尊将捕手(1年)が本塁打。さらには4番の岡野龍太外野手(3年)にも1発が飛び出して3点を追加した。

 投げては先発の伊原陵人投手(3年)が7回を3安打無失点。「毎回配球を変えようと話していた」という佐藤の言葉どおり、相手を寄せ付けず、12奪三振でエースの役割を果たした。

 8回にも2点を奪いコールド発進。春夏連続で甲子園出場へ、まずは大事な初戦を取った。