石川大会決勝で、本塁打7発22得点をたたき出した星稜が、甲子園の感触を確かめた。

 石川決勝で、1試合大会最多4本塁打を放った主将の竹谷理央外野手(3年)はセンバツ以来の甲子園。「やっと戻ってきた。春の悔しい思い、その借りを返すと誓ってきた」と語った。石川大会での大勝について「自信になったが、過信になってはいけない」と主将らしく気を引き締め「石川はまだ(優勝の)旗を取っていない。今大会で旗を取ることが目標」と意気込んだ。

 5日の開会式では、元ヤンキースで星稜OBの松井秀喜氏(44)が始球式を務める。竹谷は「いろいろな人から開幕戦引き当ててこいと言われてます」と苦笑い。見学会後に行われる、組み合わせ抽せん会にプレッシャーを感じていた。