始球式を行った松井秀喜氏(44)の母校、星稜が開幕ゲームを制し4年ぶりの夏白星を飾った。

 先発でプロ注目の奥川恭伸投手(2年)が最速を3キロ更新する150キロを記録し、8回4失点で試合を作った。

 打線は1-1の2回、甲子園デビューとなった3番内山壮真内野手(1年)の右翼線適時二塁打などで3点を勝ち越し。4回、6回にも加点し、藤蔭を寄せ付けなかった。9回は寺西成騎投手(1年)が3者凡退で締めた。

 林和成監督(43)は「第100回大会の開幕で、松井さんが始球式をされた試合でこういう結果を残せて幸せです。松井さんにいい報告ができます」と充実感をにじませた。