<全国高校野球選手権:金足農5-1鹿児島実>◇8日◇1回戦

 金足農(秋田)吉田が14奪三振。夏の大会で秋田県勢の1試合14奪三振以上は34年の梅崎作太郎(秋田中)が福島師範から14個、15年の成田翔(秋田商=現ロッテ)が龍谷から16個を奪ったのに次いで3人目(甲子園デビュー戦では県勢初)。打力が向上した74年の金属バット採用後、東北勢の14個以上は45年で5人目(6度目)となった。

 吉田のイニング別奪三振は4回まで4個だが、5回以降に10個とペースアップした。先発投手が5~9回に10個以上を奪ったのは12年春夏連覇の藤浪晋太郎(大阪桐蔭=現阪神)が準々決勝の天理戦で

 <1回>2<2回>0<3回>1<4回>0<5回>2<6回>2<7回>2<8回>2<9回>2 計13個

 これ以来の後半量産型で底知れぬスタミナをアピールした。【織田健途】