予選で今大会出場校トップの打率を誇る奈良大付(奈良)が羽黒(山形)を破り、夏初出場で初勝利を飾った。

 奈良大付は1回無死二塁、植垣裕外野手(3年)の三塁内野安打に悪送球が絡んで二塁走者が生還。わずか8球目の先制劇となった。5回には宮川寛志外野手(3年)の右翼席への2ランでリードを3点に広げた。

 羽黒は5回に鈴木倫三塁手(2年)の中前適時打で1点を返したが、奈良大付・木村光投手(3年)が1失点完投。奈良大付はこの白星で創部58年目で初勝利となった。これまで2015年センバツ大会で春夏通じて甲子園初出場。1回戦で敦賀気比(福井)に0-3で敗退している。

 一方で15年ぶり2度目出場だった羽黒は夏初勝利とはならなかった。

 初戦突破の奈良大付は2回戦に日大三(西東京)と対戦する。