2大会連続6度目の優勝を狙うU18日本代表が韓国に敗れた。

先発の吉田輝星投手(3年=金足農)が初回、1死から四球と遊ゴロ失策で一、二塁とされ、4番キム・デハンに左翼へ豪快な3ランを浴びた。それでも2回以降は立ち直り、6回2安打3失点で降板した。7回は板川佳矢(3年=横浜)、8回は柿木蓮(3年=大阪桐蔭)、9回は根尾昂(3年=大阪桐蔭)が無失点でつないだが、勝利に届かなかった。

吉田は試合後「初回の3ランを除けばいいピッチングだったと思います。試合前の調子は悪くも良くもなかった」と厳しい表情で投球を振り返った。

日本は韓国に次ぐA組2位としてスーパーラウンドに進出。韓国戦の1敗を持ち越して7日に台湾、8日に中国と対戦し決勝進出を目指す。吉田はこの日95球で降板。105球に達すれば義務づけられる中4日休養の球数制限の影響を受けず、台湾戦からの登板が可能となる。吉田は「2回以降は相手の嫌なところをつく投球ができた。2回以降のピッチングを今後は続けたい。今度はチームを救いたいです」とリベンジを誓った。