日本の根尾昂内野手(3年=大阪桐蔭)は3番に入ったが、4打数無安打に終わった。「点を取れるときに、取り切れなかった。力不足がでた。粘りがなかった」と振り返った。

2点を追う9回2死で打席が回ってきたが、初球の139キロ直球に手が出て遊ゴロで試合終了。一塁を駆け抜け、悔しそうに天を仰いだ。「流れを変えよう、塁に出ようと思っていたけど、正直まだまだだなと思った」と淡々と話した。

この日は右翼手を務め、強肩でチームを救った。2回1死一塁、台湾・戴培峰捕手の右前打を捕球するとそのまま三塁へワンバウンド送球し、走者を刺した。先制された直後の嫌な流れを変えたが、打撃では貢献できなかった。残り2試合の中国戦に向けて「全部勝つつもりです」と言い切った。