浦和学院は初戦で白岡と対戦し、4-5と逆転負けで来春のセンバツ出場が絶望的になった。

1回に先制点を奪われるも、その裏には2死満塁から徳弘渉内野手(2年)の右中間を破る2点適時二塁打で逆転。さらに4回には徳弘内野手のソロ本塁打、5回には畑敦巳捕手(2年)の右前適時打で1点を追加し4-1に。後半戦を有利に進めるかに見えた。

しかし、6回表、先発の美又王寿投手(1年)、代わった永島竜弥投手(2年)が白岡打線につかまり逆転を許した。打線は6回以降、走者を出すもチャンスにあと1本が出ず。肝心な場面での走塁ミスも。12残塁も勝敗に響いた。

主将の中前祐也内野手(2年)は「新チームから、守備で固めてリズムを作って攻撃につなげる野球を目指してきた。でも、守備でリズムが作れずにミスが出てしまった」と悔やんだ。

森士監督(54)は、「自分たちのチームを作り上げられなかったということ。これからじっくり時間をかけて夏を目指してチーム作りをしていくしかない」と話した。