佐野日大(栃木)が9回に一挙4得点で、東農大三(埼玉)に逆転勝ちし、8強入りを決めた。

1点を追う9回、2者連続の四球と犠打で1死二、三塁のチャンスをつくると、2番佐藤浩之内野手(1年)が中前へ逆転の2点適時打を放った。3番松本翔太外野手(2年)の適時二塁打、4番橋浦大知捕手(2年)の犠飛で得点を重ね、一気に突き放した。

投げては松倉亮太投手(2年)が9回8安打2失点完投。打線の援護を信じマウンドを守り抜いた。

麦倉洋一監督(47)は「苦しいですね。覚悟していたが苦しかった。佐藤は一番良い場面で打ってくれた。気持ちで打った一打だと思います。松倉は厳しい試合に勝てたので、自信になると思う」と笑顔を見せた。