8月に桐生第一(群馬)の監督を解任された福田治男氏(56)が2日、前橋市内で会見を開き「定年までの4年間を全力投球、完全燃焼するつもりだった。不本意な形で不信感しか残っていない」と思いを吐露した。

春5度、夏9度の甲子園大会に出場し、99年夏には全国制覇。しかし、今年8月に体罰問題が表面化し、解任された部長に続き、「総合的な経営判断をした結果」を理由に学校側から解任されていた。指導者としての情熱はうせておらず、今後について「高校にとどまらず、経験を生かせるところなら前向きに考えたい」と語った。