高校野球秋季近畿地区大会の準決勝が3日、ほっともっとフィールド神戸で行われ、明石商(兵庫1位)が智弁和歌山(和歌山1位)に5回コールド勝ちし、初の決勝進出を決めた。龍谷大平安(京都3位)は履正社(大阪1位)に7回コールド勝ちした。

来春センバツの近畿出場枠は「6」。近畿大会で4強入りした龍谷大平安、履正社、明石商、智弁和歌山の4校は当確とみられる。3日の準決勝2試合は、履正社と智弁和歌山がともにコールド負け。残り2校にどこが選ばれるか、判断が難しくなりそうだ。

甲子園春夏連覇を果たし、出場すれば春3連覇が期待される大阪桐蔭(大阪2位)は今大会8強。履正社には大阪府予選決勝で、智弁和歌山には今大会準々決勝で、ともに敗れている。その他の準々決勝3試合は、市和歌山(和歌山2位)が龍谷大平安にサヨナラ負けと惜敗。福知山成美(京都1位)は履正社に、報徳学園(兵庫3位)は明石商にそれぞれ完封負けしている。また、天理(奈良1位)は初戦敗退ながら、龍谷大平安と接戦を演じた。

今日4日の決勝戦の勝者は、明治神宮大会に出場。優勝すれば、神宮大会枠「1」が増え、近畿から7校がセンバツに出場できる。順位に試合内容も考慮され、来年1月25日の選考委員会で出場校が決定する。

【アマ野球担当=磯綾乃】