広陵(広島)が星稜(石川)に7回コールド負けを喫した。

来秋ドラフト候補の石原勇輝投手(2年)が3回まで6三振を奪い無失点に抑えるも、4回に打者一巡の攻撃を受け7点を失った。

打撃陣は来秋ドラフト1位候補の奥川恭伸投手(2年)を前に3安打無得点に終わり、11三振を喫した。中井哲之監督(56)は「今のチームであんなピッチャーは見たことがない。現段階ではお手上げです。変化球で勝負できますし、ストライク先行で来られて失投を仕留めるしかなかった」と脱帽した。

中国大会では来秋ドラフト1位候補の創志学園(岡山)西純矢投手(2年)を攻略。敗れはしたが今大会も、奥川と対戦した経験はチームの財産になる。中井監督は「広陵が全国大会でコールド負けしたということを反省して、あの負けがあったからセンバツで勝てたと言えるように、練習してセンバツ、夏につなげていけたら」と話した。