国士舘(東京)が札幌大谷(北海道)に3-7で敗れた。先発したエース白須仁久投手(2年)が1回1/34安打2四球4失点と乱調。後を受けた石橋大心投手(2年)も1回2/34安打2失点。最終回に2点を返し粘りを見せたが、序盤に許した大量得点が痛かった。

白須の制球が定まらない。ボール先行で、カウントを取りに行った甘い球を痛打され、先頭から3連打。初回に3点を失い、2回の先頭打者に四球を与えたところでマウンドを降りた。「ブルペンから球が走っていなかった。自信のあるカットボールもストライクが入らず、思い通りいかなかった。もう少しブルペンで投げておけばよかった。準備不足です」と肩を落とした。

秋季東京大会は背番号3。今大会から背番号1を任された。「エースの自覚がプレッシャーになった、とは言ってはいけないけど、自覚が悪い方に出た」と、自分の投球ができなかった。永田昌弘監督(60)は「何でこうなったかわからない。白須はスピードが10キロほど遅かった。精神的弱さが出ました」と悔しさをにじませた。