日本高野連は14日、第91回選抜高校野球大会の「21世紀枠」の各地区候補9校を発表し、九州地区は秋季九州大会8強の熊本西が選ばれた。

11月の練習試合中、2年生外野手が後頭部死球を受けて、外傷性くも膜下出血で亡くなった。学校関係者によると、いまだ「生徒は立ち直っている途中だが、中には(精神的に)不安定な子もいる」状況だという。

そんな中、九州代表に選出され、横手文彦監督(42)は「部員45名の取り組みの成果が評価されたことだとは思いますが、学校、保護者、OB、そして地域の方々と共に、1つのチームとして選出していただいたと感じています。不慮の事故で亡くなった仲間と一緒に、これを励みにしてチームは前へ進んでいきます」と、学校を通じてコメントした。