東海大相模(神奈川)が30日午前、年内の練習を終えた。「練習納めだけれど、ここが終わりではない。つながっていくための1日にしたい」という門馬敬治監督(49)の思いで、実戦的な守備練習など、朝から通常メニューを精力的にこなした。

今春は全国ベスト4に進出したが、夏は3年間、甲子園から遠ざかる。今秋もライバル横浜に県大会で敗れた。その後、主力選手に複数ポジションを練習させるなど、全体の底上げを図ってきた。「神奈川を勝ち抜き、その先を勝ち抜くという力はまだまだ。でも、光が差してきた感じがします」とチーム状態は上向きだ。

井上恵輔主将(2年)は「目標は夏の甲子園での日本一。先は長いですが見失わないよう、チーム1つになってやっていきたい」と言葉をつむいだ。最後は投手と野手が一緒になって、タイヤ押しのトレーニングをこなし、勝負の1年へ強い気持ちをつないだ。