第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)の出場32校を決める選考委員会が25日、大阪市内で開かれ、北海道からは、昨秋の北海道大会を制した札幌大谷が初出場、神宮大会枠として同準優勝の札幌第一が選出され、2年ぶり3度目の出場を決めた。北海道勢が2チーム出場するのは、北照と21世紀枠の遠軽が出場した13年以来6年ぶりとなる。

午後3時過ぎに出場決定の電話を受けた札幌第一の浜館宏樹校長(57)は「今、連絡があり、出場が決まりました。ありがとうございました」と喜んだ。

16、17年と2度の出場は初戦で敗退。菊池雄人監督(46)は「全道大会決勝で札幌大谷に負けたときは、センバツ出場は厳しいと思っていたが、チャンスをいただいた。北海道代表として恥ずかしくない戦いをしたい。選手には思い切ってプレーしてもらい、結果にもこだわれる試合をしたい」と春1勝を掲げた。

昨秋の全道大会で61年ぶりに4強進出し、北海道高野連から21世紀枠候補に推薦されていた釧路湖陵は、選出されなかった。

◆北海道のセンバツ2校出場 13年に一般枠の北照と21世紀枠の遠軽が出場して以来、14例目。74年の函館有斗(現函館大有斗)&苫小牧工が最初で、札幌地区同士の組み合わせは今回が初めて。