今春のセンバツに出場する春日部共栄(埼玉)が、19年最初の練習試合に臨み、作新学院(栃木)と対戦。3-2で勝利し、新監督に就任した植竹幸一監督(49)が白星スタートを切った。

新監督の初陣を勝利に導いたのは、エースで4番の村田賢一投手(2年)だ。先発で5回を投げ、4安打4三振で無失点に抑えた。

「コントロール」をテーマに臨んだ。「立ち上がり、ボールが浮いてしまった」と反省するも、マウンドの足場を深めに掘り、低めに投げることを心がけた。咄嗟の修正が功を奏し、2回以降は立ち直り、低めに制球された球でランナーを出しても後続をピシャリ。順調な調整をアピールした。

この冬は、走り込みと1日2キロのご飯で体重は6キロ増。下半身が強くなり、安定感が増した。最速146キロも「センバツに出場する投手で速い球を投げる投手は他にいる。僕はコントロールで勝負したい。(センバツが)ワクワクしてきました!」と目を輝かせた。

植竹監督は「5イニングで先頭打者を出したのは3回と5回だけ。三振も大事なところで獲っていた。今日はよかったと思う」と、エースの順調な調整に目を細めた。