センバツ甲子園に出場する桐蔭学園(神奈川)が11日、今年最初の対外試合となる二松学舎大付(東京)との練習試合に臨み、13-5で快勝した。

一昨年、昨年と2年連続夏の甲子園に出場中の実力校を迎えた。先発の伊礼海斗投手(2年)が5回5安打2失点(自責1)。毎回走者を背負ったが、要所を締めた。「今日は、どういう打者か分からないけど、直球のキレ、スライダーがどこまで通用するかをテーマにしました」と、ストライク先行で粘りの投球を見せた。

打線は、3番遊撃の森敬斗内野手(2年)が先制3ラン、二塁打、四球と3打席全て出塁。足や小技も絡め、8安打で13点を奪った。

片桐健一監督(45)は「今日が全てではありませんが、負けるより勝った方が良い。練習しているものが出た部分は、そこそこあった。1歩ずつ、来ている。そのまま本番に行きたい」と手応えを口にした。具体的には「力のある投手に対し、みんなで見て、無理なボールには手を出さず、ヒット以上のランナーを出せたこと。継続したい」と話した。