履正社のエース清水大成投手(2年)に復帰メドが立った。

8日の試合で利き手の左手人さし指付近に打球を受けて降板。幸い骨には異常がなく、打撲と診断されていた。13日にキャッチボールを再開。この日も軽く投げて、痛みがないことを確認した。

腫れはすでに引いている。岡田龍生監督(57)は「日にちぐすり。何とか間に合ってくれたら。あとは本人が気にせずに投げられるかどうかです」と祈るように話した。「自分がいくという気持ちでいる」という右の植木佑斗(2年)らも控えるが、145キロ左腕の存在は大きい。

23日開幕の甲子園までにどこまで調子を戻せるか。練習試合でテスト登板を経て、本番に向かう予定。清水は「あと10日間で何とかしたいです」と落ち着いた様子で話した。