第91回選抜高校野球大会(23日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が15日、大阪市内で行われ、初日の第3試合で履正社(大阪)と星稜(石川)の優勝候補同士の激突が決まった。

履正社は清水大成投手、井上広大外野手(ともに3年)と投打にプロ注目の選手をそろえる。星稜は昨年のU18日本代表で、大会NO・1投手の呼び声高い奥川恭伸(3年)を擁する。

星稜・林和成監督(43)は「あちゃ~という感じ。履正社の横が空いていたので、もしかしたらと思っていた。大型選手が多く、投打に破壊力がある印象です」。出場校の主将によるアンケートで、星稜はダントツの優勝候補に挙げられた。林監督は「過大評価。昨秋以来、優勝候補と言われているけど、よくて5番目。5~10番目の実力と思っています。履正社さん、広陵さん、智弁和歌山さん、龍谷大平安さん、そのほかにも…」と列挙した。「大阪は西の横綱。中途半端ではやられる」とも語った。

ただ、奥川の状態は上り調子。練習試合でも結果を残している。「相手の思い通りの野球をさせないことを考えます。うちはロースコアでいきたい」。自信もかいま見せた。