履正社(大阪)が星稜(石川)に3安打完封負けを喫した。

手も足も出なかった。今大会最注目投手の星稜・奥川相手に毎回の計17三振。打線は7番野口海音(みのん)捕手(3年)の2安打と3番小深田大地内野手(2年)の1安打のみに終わった。

プロ注目スラッガーの4番井上広大外野手(3年)は4打数無安打。試合後は「球威もあるしキレもある。しっかり打ち返せなかった。僕の中の投手ではナンバーワンだと思う」と脱帽した様子だった。岡田龍生監督(57)は「予想通りの素晴らしい投手。奥川くんを打てないと日本一にはなれないとよく分かったと思う」と話した。