横浜(神奈川)が初戦で明豊(大分)に大敗した。春夏通算34度の甲子園出場を誇る同校が甲子園で2ケタ失点を喫したのは5度目で、03年春の15失点(決勝・広陵戦)に次ぐ大量失点での敗退となった。

1、2回を無失点に抑えたエース左腕・及川(およかわ)雅貴投手(3年)が3回、下位打線への連続四球を境に、突然乱れた。上位打線に集中打を浴び、その回5失点。明豊打線にKOされ、右翼守備へ回った。「力んでしまった。波ともろさが出てしまいました」と振り返った。

最速153キロの速球は、この日は146キロ止まり。8回途中から再登板し、最終的に4回6奪三振と能力の高さも示したが「せっかくセンバツ選考委員会で選んでいただいたのに、期待にこたえられる投球や試合ができなかった」と唇をかんだ。

 

◆3年連続登板 横浜・及川が17、18年夏に次いで甲子園登板。48年の学制改革後、3年連続登板は25人目で横浜の投手は初。