星稜(石川)・奥川恭伸投手(3年)は「美爆音」対策ばっちりだ。

28日の2回戦・習志野(千葉)戦を前に大阪府内で最終調整。初戦で履正社(大阪)から17三振を奪い、最速151キロで3安打完封したが、次なる敵として「脅威はブラスバンドです」と習志野の名物応援を警戒した。

激戦翌日の24日、星稜ナインは甲子園で習志野の試合を観戦。日章学園(宮崎)が初回、失策がらみで7点を失った状況を見守った。奥川は「(音量に)やられていた感じだった。自分は集中を切らされないようにしないと。声も通りにくいので1人、1人が目で確認すること。連係ミスが起こりうるので、それを頭に入れて、起きても気持ちを切らさないようにしたい」と対処をイメージした。初戦から中4日空き、休養十分。26日から2日連続ブルペン入りし、この日は約30球を投げ、8強進出へ心身の準備を済ませた。