日大三が駒込と対戦し9-2で8回コールド勝ちした。日大三は先発の柳舘憲吾(2年)が2回まで3者凡退の立ち上がりを見せた。3回表に2死一、二塁から右前適時打を許し、さらに内野安打で加点されて2点を先制された。

追う日大三はその裏、柳舘の適時打で1点差。4回には柳舘と4番宇津木帝凱(3年)の連続適時打で4点を奪い逆転に成功。投げては、4回1死二、三塁で広沢優(3年)が2番手としてマウンドに上がり、後続を断ち主導権を握った。

試合後の小倉全由監督(61)は「相手の投手が良かった。力のあるボールを投げていた。守備でエラーが出てちょっとイヤな感じもしたが、打線は中盤以降は捉えていたのでそれほど心配はしてなかった」と振り返った。昨年10月の秋季高校野球東京都大会の初戦で目白研心に初戦敗退しており、この日の駒込戦でも、リードされた中盤にはエースの井上広輝(3年)をブルペンで用意させる場面も。小倉監督は「万が一に備えて。去年のこともあるから」と、万全の備えをして中盤以降に突き放した。

この大会で16強に入ると、夏の東・西東京大会のシード権を得られる。決勝に進出した2チームは5月17日からの関東大会(埼玉県)に出場する。