高校野球の名門・星稜(石川)の林和成監督(43)が今月5日から部員への指導を自粛していることが13日、分かった。

同監督は3月28日に行われた選抜高校野球大会(甲子園)2回戦で、対戦相手の習志野(千葉)がサイン伝達(盗み)行為をしたと試合中に主張し、試合後には相手監督に直接抗議におもむき、物議をかもしていた。この試合に1-3で敗れたチームは翌29日に地元に戻った。

同監督と野球部は一連の騒動について日本高野連、県高野連や学校側に謝罪した。ただ、大会中に同監督が騒動に関する週刊誌の取材を受け、掲載された。学校側に報告せず取材を受けていたことを理由に、学校側から指導自粛を言い渡された。

自粛の期限は決まっておらず、20日に開幕の春季石川県大会でベンチに入るかどうかは未定。12日にあった抽選会で星稜は、27日に初戦を迎えることが決まっていた。現在、練習試合では前監督の山下智茂名誉監督(74)の長男で、野球部の山下智将(としまさ)部長(37)が暫定的に指揮を執っている。

野球部関係者は「監督ともども深く反省し、生徒たちと誠実に向き合っているところです」と話した。監督は深く反省し、疲労の色が隠せない状態だという。

同監督は大会後に「私は選手と同じく一大会にすべてをかけている。結果が出なければ、いつでも責任をとる覚悟を持っている。言動、行動の批判を受けて(学校などから)何らかの処分があるのなら、受け止めます」と話していた。