日本文理が北越に5-4の逆転勝ちし、16年秋から6季連続の北信越大会(6月1日開幕=富山)進出を決めた。

7回に三塁手から救援した長谷川優也投手(2年)が3回を1安打に抑え、3番打者として3打数2安打2打点の活躍をした。決勝は12日、長岡市悠久山野球場で午後0時半に行われる。

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マウンドの日本文理・長谷川投手の直球は、回を追うごとに球威を増していった。2-4の7回から救援したが、9回には初の140キロ台をマーク、最速141キロを計測した。1死から松山琉人中堅手(2年)を空振り三振に仕留めたのが141キロの速球。最後の打者・小林健人二塁手(3年)も直球で空振り三振で締めた。3回を投げて被安打1の4奪三振だった。

長谷川は3番打者の三塁手として先発。持ち前の打撃でも3打数2安打2打点と日本文理のクリーンアップにふさわしい当たりを見せた。「(打撃と投球は)両方とも、面白い」と投打で暴れた。0-1で迎えた1回2死の守備では、送球ミスで失策を記録。「エラーしたときから肩が軽くて、肩はいい感じだった」と失策を反省しながらも、好調の予感たっぷりにマウンドに立っていた。