春秋通じて関東大会初出場となった山村学園(埼玉)が、水戸商(茨城)をサヨナラ勝ちで下し、2回戦へと駒を進めた。

5-5で迎えた9回2死一、二塁、平野裕亮外野手(2年)が水戸商・小林から中前適時打を放ち、試合を決めた。

春の県大会で打率4割超えと打撃好調の平野は「自分が決める」と心に決め、打席に入った。0-1からの2球目「うまく反応できた」と、終盤球威の落ちてきた小林の高めに浮いた直球をセンターへと運んだ。「自分の一打で、チームの関東大会初勝利をつかめてうれしい」と笑顔だった。

チームは次戦、選抜準優勝の習志野(千葉)を相手に迎える。平野は「強い相手なので、つなぐ意識を持って臨みたい」と気を引き締めていた。