福島大会の開会式で、ハプニング級の珍スピーチが披露された。

来賓あいさつに立った地元の清水敏男いわき市長(55)は、まずはさわりで?「市民を代表いたしまして皆様を心から歓迎申し上げます」とあいさつ。38年前に自らも磐城の野球部員として行進したことを引き合いに出すと、「ついこの前のように思い出したところでございます。胸の高まりを感じます。ここで皆さんに、福島県が生んだ偉大な作曲家、古関裕而さんの歌で、エールを送らせていただきます」と宣言。おもむろに「雲は湧き、光あふれて~」と「栄冠は君に輝く」を気持ちよさそうにアカペラで歌い始めた。どよめき、爆笑が入り交じる中、観客の手拍子とともに、ノリノリで1番を完唱。予想外の型破りなあいさつに、笑いをこらえるのに必死そうな選手がいたのは明らかだった。