函館大柏稜が南北海道大会の開幕戦を制し、13年以来6年ぶりに同大会初戦を突破した。

同点の7回無死一、二塁で4番の西川蓮一塁手(3年)が二塁強襲の勝ち越し適時打を放つと、この回、6安打で一挙6点を奪い、同じ函館地区代表の函館工を突き放した。

西川は「1回も3回もチャンスをつぶしていたので、4番として何としても勝利に貢献したかった。二塁手の正面だったけど、芯でとらえたので、はじいてくれと思って走った」と振り返った。

大柳昭彦監督(56)は「97年の函館大有斗を最後に、函館地区からしばらく甲子園に出られていない。同地区の函館工の分まで頑張って、函館地区から勝ち上がれるように」と話した。