昨秋の明治神宮大会王者・札幌大谷の夏が終わった。同点の5回2死二塁、6番佐藤の適時打で一時は勝ち越すが、その裏に逆転を許した。

10安打を放つも3得点。13残塁で春夏甲子園出場は夢と散った。試合後、膝から崩れ落ちたナインは控室に戻っても嗚咽(おえつ)が止まなかった。飯田主将は「自分たちの力が足りなかった。後輩は今年の秋も来年の夏もやってくれると思う」とバトンを渡した。

▽札幌大谷の船尾隆宏監督(48) (逆転負けに)「相手の本塁打が大きかった。あれで流れが向こうにいってしまった」

▽札幌大谷エース西原 (5回を6安打4失点)「言い訳はしたくない。自分がもっと抑えておけば良かった。もっとみんなと長く野球がしたかった」