神港学園が前半の失点を挽回できず、4回戦で涙をのんだ。

北原直也監督(39)は「先制点を許し、流れを引き込むことができなかった」と悔しさをにじませた。

今大会の3試合全てで失策を出さなかった。「エラーをなくして守備からリズムを作る」を目標に6月には合宿でひたすらノックを行った。「良く守ってくれた。エラーを出さなかった選手達を誇りに思う」と話した。

5回から登板し3安打無失点で抑えた、最速145キロ右腕の中島大陽投手(3年)は「去年の夏も同じ場所で負けているので、勝つという思いが強かった」。失策をしないチームメートについては、「安心して投げられた」と話した。「このメンバーで野球ができなくなるのは悲しいが、前を向きたい。卒業後は進学してプロを目指したい」と夢を語った。