ノーシードの誉が全国最多188チームの愛知大会を勝ち抜き、春夏通じて初の甲子園出場を決めた。小牧市の高校が甲子園に出場するのも初めてとなった。

初回1死一、三塁から主将の5番林山侑樹捕手(3年)が左越えの適時二塁打で幸先よく先制。3回1死満塁では、この日が誕生日の2番手塚陸斗内野手(2年)が右前へ2点適時打で差を広げた。

投げて全8試合中7試合目の先発となった左腕杉本恭一(3年)が6回4安打1失点の好投。愛工大名電や中京大中京ら私学の強豪を倒してきたエース右腕山口怜生(3年)への必殺リレーで逃げ切り、勝てば両校とも初甲子園となる決勝戦を制した。

09年に尾関学園から校名が変わった誉。今大会は愛知「私学4強」の中の愛工大名電、中京大中京を撃破。さらには今春センバツ王者の東邦を負かした星城も倒すなど、大物食いで頂点をつかんだ。