智弁学園(奈良)が明徳義塾(高知)・馬淵史郎監督(63)から“援護口撃”を受けた。大会第7日第3試合で八戸学院光星(青森)と誉(愛知)の勝者と戦うことになり、49代表で唯一、初戦の相手が決まらず。

選手時代は95年夏に甲子園4強入りし、監督として春夏通算11回の出場を誇る小坂将商監督(42)も「初戦の相手が決まらなかったのは、初めてです」と苦笑した。

そんな小坂監督に声をかけたのは、会場内で席が近かった馬淵監督。「そういうチームは勝率が悪いんじゃ。1割5分くらいしかないぞ」と不吉なデータを伝えられ、小坂監督はがっかり。ところがすぐさま「まあ、大丈夫。頑張れ」と言われ「いったい、どっちが本当なのか?」と当惑しきりだった。