日本が韓国に延長10回タイブレークの末にサヨナラ負けした。決勝進出の道が厳しくなった。

歓喜にわく韓国ベンチと対照的に、主将の坂下翔馬内野手(3年=智弁学園)は泣き崩れた。ミス連発で失点。「自分たちのために寝る間を惜しんでくれているスタッフさんの期待に応えられなかった。投手がゼロで抑えてくれていて、野手が頑張らないといけないのに悪いところが出て、悔しいです。主将として自分も何もできていない。日の丸を背負っているのに、日本の野球ができていない」と絞り出した。

地元ファンの大声援があり、日本は完全アウェーだった。坂下は「今までのような雰囲気でやれないのは分かっていた。独特の雰囲気だったが、のまれていたら、勝っていけない」と最後まで厳しい表情だった。