今春センバツ準V、夏の甲子園で2回戦進出の習志野が、秋の県大会初戦を12－0、5回コールドで勝利した。

2回、2死三塁から宮下征也捕手（2年）の左前適時打で先制すると、3回には今夏の甲子園でも4番を打った桜井亨佑内野手（2年）が、1死二、三塁から右前2点適時打で2点追加。4回には打者一巡の猛攻で5点を挙げた。5回には1点を加えなお2死二、三塁。再び桜井が3ランを放ち、コールド勝ちを決めた。

6打点をあげた桜井は、4番の存在感を見せつけ「1点を取ればコールドという場面で、しっかり捉えることができた。打ててよかったです」と冷静に振り返った。甲子園終了後「調子を落としていた」と話すが、チームが勝利をかけた場面で積極的に振りにいき本塁打で決めた。

「今年は先輩たちに甲子園に連れていってもらった。自分たちの代でも行かないと意味がない。自分がチームを引っ張って甲子園に連れて行きたいです」。引き締まった表情は、主砲としての覚悟を感じさせた。

新チームには、甲子園経験選手が8人も残る。今年果たせなかった全国の頂点を託された新チームが、3季連続出場へ向け、好スタートを切った。