作新学院は逆転負けした。2-0の7回、好投を続けていた林勇成投手(3年)が突如、崩れた。打者11人に7安打を打たれた。2番手投手も打たれ、この回だけで9失点し、コールド負けを喫した。

久しぶりの対外試合だった。林は「体力不足です。3巡目、4巡目で捉えられました」と、今夏甲子園を制した履正社打線の勢いに脱帽した。ただ、6回までは内角も突きつつ、カットボールで芯を外すら持ち味も見せた。「悔しいですが、やり切りました。次のステージでやっていきたい」と大学で野球を続ける。

主将の石井巧内野手(3年)は2安打と気を吐いた。「履正社に勝てば自分たちが日本一だ、と思って臨んだのですが」と、敗戦を悔しがった。「チーム全体で1球1球の強さが、まだまだだと思いました。今後やっていきたい」と、林同様、大学でのプレーに経験を生かすつもりだ。