ドラフト会議を翌日に控え、履正社(大阪)の井上広大外野手(3年)が16日、茨木市内の同校グラウンドで取材に応じた。

夢をかなえる瞬間が刻一刻と近づいている。「(プロは)小さい頃からの夢なのでワクワクしている。(球団は)地方でもどこでもOKです」。運命の日を前にして声を弾ませた。

高校通算49発。187センチ、97キロの右のスラッガー。優勝した今夏の甲子園では、3本のアーチを描き一気にその名をはせた。NPB11球団から調査書が届き、うち複数球団と面談を終えている。「入ってからが勝負。下位で入った方が、上位で入った方よりも早く活躍していることもある。イチローさんも原点は4位。やるべきことをやっているからあの年齢までできたと思う。順位は関係ない」。日米通算4367安打のレジェンドを手本に、成り上がり精神を誓った。