明徳義塾・馬淵史郎監督(64)が来年のセンバツから導入される「球数制限」について、感想を語った。

「1週間で500球というのは、一番妥当な線だと思う。1試合で制限すれば、(戦力面で)県立校が不利になる。これだけ選手の体調面が問題になれば、対策を出さないといけないだろう。1人の投手では勝てない時代になったということ。勝ち負けというにおいては、投手起用で監督の手腕も問われる」。

明徳義塾は今秋の四国大会を制し、センバツ出場を確実にしている。馬淵監督は選手の疲労軽減について、もうひとつの持論を展開した。「以前から言っているが、DH制の導入を検討すべきだろう。夏は投手がランナーに出れば、疲労度はさらに増す。打力のある投手がいるなら、例えば、二塁手にDHを使うなど柔軟な制度にすればいい。国際大会もDH制を採用しているし、議論したほうがいい」。