日本高野連は13日、来春センバツの21世紀枠候補9校を発表した。東海地区は近大高専(三重)。2015年以来、2度目の同枠県推薦校となった浜松西は、落選した。県勢初の21世紀枠選出は、今回も実現しなかった。

同校は近年、主体性を持って取り組む「考える野球」で安定した成績を残してきた。今秋は、西部地区大会を連覇し、県大会でベスト8進出。進学校として勉強との両立も果たしながら、着実に成長してきた。

センバツ出場を逃した選手たちは、来夏の甲子園出場に目標を切り替えた。水野航介主将(2年)は「県の推薦校に選ばれたことは自分たちの自信になり、感謝している。夏に自分たちの力で甲子園へ行けるように頑張りたい」と話した。佐藤光監督(46)も「他と同じことをしていては、秋の成績を超えられない。冬の間に他校を上回る練習をしていきたい」と決意を新たにした。【河合萌彦】