中日根尾らで18年春夏甲子園を連覇した大阪桐蔭が、来春センバツで2年ぶりに聖地へ帰ってくる。

   ◇   ◇   ◇

西谷監督は秋季大会後、全員にチャンスを与え、さらなる底上げを狙っている。「近畿大会の背番号2桁の選手、メンバー外の選手を中心に11月に26日間で24試合をさせました。育成試合と呼んでいます」。野手なら1人60~80打席を与え、結果を残した選手は12月にレギュラー組に入れ、紅白戦で振り落としていく。「11月は与えられたチャンス。12月はつかんだチャンス。メンバー外だった選手たちは、目をギラギラさせていますよ」。秋はメンバー外だった藤原夏暉内野手(1年)は俊足と強肩を生かした遊撃手として猛アピール。順調に結果を重ねれば、強打が売りの今年のチームに、機動力も加わりそうだ。