サッカー日本代表の大迫勇也(29=ブレーメン)の母校・鹿児島城西が、春夏通じて初甲子園となるセンバツ切符を手にした。

元ダイエー(現ソフトバンク)で外野手としてプレーした佐々木誠監督(54)が就任して3年目。甲子園出場を願っていた元プロが聖地で初采配を振るう。佐々木監督は「選手たちに厳しいテーマを与えた。自分で考えてよく頑張ってくれた。チームが1つになれたからと思う。勝ちたい、悔しい思いをしたくないという強い気持ちがあった。甲子園出場は自分が思ってたより2年くらい早い」と笑みがはじけた。

昨年秋の鹿児島大会では鹿児島実に決勝で敗れ準優勝に終わったが、九州大会では4強入り。準決勝で逆転負けはしたが大分商とほぼ互角に戦った。古市龍輝主将(2年)は「本当にうれしい、いろんな先輩や上の人から甲子園出場と何回も聞いてきているので、自分らの代で成し遂げられて本当にうれしい、うちらしい野球をできるよう、頑張りたいです」と甲子園での活躍を誓った。