21世紀枠で第92回選抜高校野球大会に出場する予定だった帯広農(北海道)は、いまだに全体練習を再開できていない。道教委からの休止要請が続いており、春休みが終了する4月上旬まで、再始動できない見通しとなっている。自宅での自主練習が続き、LINEをつなぎ状況を共有しているが、先が見えない。前田康晴監督(44)は「さすがにここまでできないとは…困っている」と話した。

◆道内高校野球部の現状 道立校は現在も休止が続く。昨秋全道大会に出場した別海は2月26日から練習を休止し、共有アプリで近況を互いに確認しながら、自主練習を続けている。私立校は感染への対策に万全を期しながら全体練習を再開しているチームも。昨夏甲子園に出場した旭川大高は、20日から短時間で密集を避けるなど対応して再開。北照は24日から通学生の帰宅時間を分散させるなどしながら再始動した。北海は25日から全体練習を再開する。