北海道高野連は27日、札幌市内で臨時常任理事会を開き、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、春季大会の開催方法について協議した。

同大会は5月8日に札幌、旭川地区で開幕予定。横山泰之専務理事(45)は「通常開催の方向で準備を進めるというのが現状の考え。ただ我々だけで決められることではない。日々の状況を踏まえ、各地区の事務局とも連絡を取り合い、4月3日までに正式な判断を下したい」と説明した。

先が見えない中、開催への道を探っていく。4月22日には加盟校が最も多い札幌地区が全10地区で最初に組み合わせ抽選を行う。同専務理事は「いろいろなパターンを考えている」と話しており、非常時に備え代理抽選や大会を延期した場合のシミュレーションも、並行して考えていく。春季大会は東京、千葉などで中止になる一方、沖縄は既に開幕。地区により状況は異なっており、情勢を見ながら、北海道として最善の開催方法を見定める。