新型コロナウイルス感染拡大の影響で、国の「緊急事態宣言」が全国に拡大されてから一夜明けた17日、今春のセンバツ出場の夢が絶たれた大分商は、再び活動を休止した。

大分県は16日、8日から再開していた県立学校を、17日から5月7日の再開予定まで再び休校にすると発表した。

国内12球団が注目する最速147キロ右腕、川瀬堅斗投手(3年)を擁す大分商は9日、同校グラウンドで約1カ月ぶりとなる全体練習を再開し、14日には再開後初のシート打撃練習を行うなど、“リベンジ”の夏へ再出発したばかりだった。長吉勇典部長(24)は「やっぱりなという思いだが、こればかりは。前回も自主的にトレーニングしてくれたので、また選手を信じ、次に会うときまで準備するよう伝えました」と話した。

同じ大分のセンバツ組で昨秋の九州大会覇者の明豊は、センバツ中止が発表された3月11日以降、全体練習を続けてきたが、この日から5月7日の学校再開予定まで部活動が禁止となった。【菊川光一】