埼玉県高野連は27日、春日部市内で理事会と運営委員会を行い、独自大会の8月開催へ向け準備をしていく方針を固めた。坂上節会長(57)は「夏の甲子園がなくなって、特に最上級生のショックは並外れて大きい。野球をやり切ったと感じ取ってもらえるよう、大人たちが知恵を出し合っていかないと」と説明した。

新型コロナウイルス感染拡大の状況が変わり開催が厳しくなれば、秋季大会や3年生の進路の観点から延期は難しいとした。神谷進専務理事(56)は「県立校は8月第1週まで授業のところが多い。日程などは今後考えていきます」。試合方式などの詳細は6月12日に行われる次回の理事会で検討していく。