昨年センバツ覇者の東邦は東海との初戦で11-0で5回コールド勝ちし、4月から就任した山田祐輔監督(29)が公式戦初勝利を飾った。

雨で試合開始が41分遅れた中でのスタートになった。だが、初回に相手の隙を突き、無安打で2点を先制すると、3回にはプロ注目の吉納翼外野手(3年)の左越え2点適時二塁打を放つなどし、3点を追加。4回には打者11人で6点を奪った。

吉納は「外角低めの直球を素直に左翼へ打てた。仲間と野球ができるのが、これだけありがたいと感じました」と、待ちに待った公式戦で2打数2安打3打点と活躍した。

山田監督は「忘れられない勝利になる。甲子園がないので(この大会で)愛知の強豪を倒す。優勝することです」と初勝利を喜びながらも、すぐに次の試合へと切り替えていた。