プロ志望高校生合同練習会が5日、東京ドームで行われ、東北からは弘前東(青森)・藤田青空捕手、ノースアジア大明桜(秋田)・佐々木湧生投手、大崎中央(宮城)・氏家蓮投手(いずれも3年生)が参加し、プロのスカウトの前でアピールした。

青森から日本のトップ選手を目指す。弘前東・藤田捕手が、存在感を見せつけた。シートノックの二塁送球で1秒90を記録。フリー打撃では木製バットで左越えに1本、放り込んだ。「肩には自信があります。打撃は夏の代替大会が終わってから重点的に練習してきました。1球だけどスタンドに入って、すごく興奮しました」と素直に喜んだ。

車で8時間かけて上京。東京ドームは中学の修学旅行で巨人戦を観戦して以来だった。「楽天ジュニアでヤフオクドームを経験してます。緊張はしませんでした」と頼もしかった。「青森は(西武)外崎選手がいますが、日本を代表する選手はまだ少ない。プロで活躍して、自分みたいになりたいと子どもたちに言われるように」と目標を掲げた。最終日の6日はシート打撃が行われる。実戦形式で、さらにアピールする。

 

▽ノースアジア大明桜・佐々木湧生投手 東京ドームのブルペンは硬かったけど、とても投げやすかったです。

▽大崎中央・氏家蓮投手 多くのプロ注目の選手がいる中で野球ができたことは、非常に楽しかったです。