大阪桐蔭が、全4試合コールド勝ちで準々決勝に進出した。来秋ドラフト候補の池田陵真外野手(2年)が3試合連続弾で、来春のセンバツ出場権をかけた近畿大会へまた1歩近づいた。

池田は、西谷浩一監督(51)が「プレーだけじゃなくて気持ちも強い。俺について来いというキャプテン」と認めるリーダー。前チームでは1番を担ったが「ランナーを背負ったところで打ってほしい」という監督の考えで新チームでは4番に。初回1死一、三塁では先制犠飛。3点リードの5回には「気楽に」と力みを捨てて初球を捉え、相手野手が途中で見送る完璧な左越えソロに。「警戒される中でちゃんと打ち返していくのが桐蔭の4番」と、高校15号を含む3打数2安打2打点をマークした。

忠岡ボーイズに所属した中学3年時にはU15日本代表も経験。大阪桐蔭ではチームメートから「満票」で主将に選ばれた。「自分らの代で強い桐蔭を取り戻すために頑張りたい」。確かな足取りで聖地を目指す。