来秋ドラフト候補の最速152キロ右腕、市和歌山の小園健太投手(2年)が、9回5安打11奪三振1失点の完投勝ちで、来春のセンバツ出場に前進した。

投手戦を制した。5回1死二、三塁から内野ゴロの間に先制点を献上し、味方も5回終了までに2安打無得点。「自分がどれだけ抑えられるかだと思った」と接戦を覚悟。「後半まっすぐを修正してファウルでカウント取れたりして押せたのが良かった」。6回に味方の援護で逆転。最速152キロの直球で追い込むと、決め球のカットボールやツーシームなどを駆使。相手に的を絞らせず、決定打を許さなかった。「次に勝たないとセンバツは見えない。しっかり勝って、センバツへの1歩を踏み出したい」と意欲。

19年春以来のセンバツへ、2回戦は智弁和歌山(和歌山3位)-東海大大阪仰星(大阪2位)の勝者と対戦する。